この度は 3年ぶりの東京二子玉川髙島屋店での個展に際しましては、

各地から たくさんのお客さまにご来場賜りましてありがとうございました。

こちら九州では まだ半袖で過ごしていたのですが羽田に降り立った途端に、

皆さまが冬支度の装いで、やはり東京は北に位置するんだな~と季節が一機に進んだような思いがしました。

急に秋が到来して寒さを感じる様な気候でしたけど、3年ぶりの今回の個展も東京だけではなく埼玉、千葉、神奈川など遠方から駆けつけていただき感謝でいっぱいの個展になりました。

中でも一番驚かされたのは、ロサンジェルスにお住いのSさんが会場の入り口に、にっこり笑顔で立たれ「丁度日本に帰っていたので伺いました」とご挨拶されたときには、本当に夢かと驚かされました。

また横浜からEちゃんも駆けつけてくださって、大きな百合の花を持ってきてくださって、早速白磁の花器に活けさせてもらいました。

数十年ぶりに駆けつけてくれた従兄やはとこ、懐かしい再会に似たような顔でみんなが笑顔でおしゃべりして楽しいひとときでした。

期間中 皆さんが「ホテルで食べてね」と 差し入れも連日いただいて、

どら焼 お菓子 クッキー お弁当 人形町から買ってきたとホカホカあったかいたい焼き持ってきてくださったり・・・等々、後ろでこっそり頂きながらのおなかも満たされた個展でした

皆さまの温かいお心遣いに、今回も有難い心に残る個展となりましたことを心より御礼申し上げます

 

期間中、あるご婦人が静かに会場にお見えになりました。

ゆっくりと会場を回って、作品をご覧いただいておりました。

 

そして、「今日は 私、思い切って出かけてきて良かったわ。こんなに美しい作品を見せていただいて心が洗われホッとするようです。有難うございました」と お礼を言われました。

ご主人のご病気で長年介護をされていて、今日はご主人の体調もよく、「久しぶりに主人の許可を得て外出してきたのです」と言われました。

「良かった~。今日は本当に良い日になりました。出かけてきて良かった」と何度も繰り返されました。

お客様に直に作品を見ていただく機会を頂き、こんなに皆様に喜んでいただけるなんて個展を開催して、よかったなぁ~と こちらも嬉しく有難い気持ちになりました。

作品を直に見ていただいたり、触れたりしていただけるのは、主人が一人で制作しているので、年に一度の個展と工房の展示場だけなので、こうして実際に作品を見ていただける機会は少ないのです。

会場に一堂に 主人が制作した白磁と青磁の作品が並んでみると皆様に「きれいね~」と喜んでいただけるのは本当に有難く、幸せなことなのです。

今回も心に残る、有難く感謝の気持ちでいっぱいになる個展で終えることが出来ました。

帰路 行きには雲に覆われて見られなかった 富士山にも手を合わせることが出来ました。

 

有田に帰り 箱や追作の品をやっと本日送り終えました。

皆さま この度も大変お世話になりました。そして有難うございました。

少し お休みをもらってまた夫の制作が始まります。

また 頑張って行きますので今後ともどうぞ宜しくお願い致します。