今日は お盆の中日
夫の両親は 毎日のように 工房に来ては
仕事を手伝ってくれていました
ある日 冗談のような 本気のような
案外 真面目な顔をして
「おい サトちゃん 俺がいなくなったら
お墓に 美味しいお酒をあげてくれよ」と 言いました
「伝えたよ」と 半ば 一方的ではあったけど
義父と私との約束事でした
昨日から こちら北九州は 梅雨末期の集中豪雨
あいにくの雨で お墓参りどころではなく
義父母が並んで写っている
遺影の前の 小さな盃に
地酒をそそいで 手を合わせます
あちらから 「おい 少ない もうちょっと ついでくれ」と
聞こえてきそうだけど
飲みすぎると 足を取られるからね もう少しね
でも これくらいにしとくよ
それにね あのね じいちゃん
福岡三越での個展が近づいているのよ
じいちゃんが知っての通り
案の定というか やっぱり
個展前 最終の窯入れが まだなのです
今年は
じいちゃんと ばあちゃんが
温かく見守って 育ててくれた
息子の作陶も
50年の節目を迎えるようです
こうして 続けてこれたのも
二人のお陰です
ありがたく 感謝しています
今 息子は
少しでも 気に入った よい作品を
たくさんの人に 見てもらいたくて
ぎりぎりまで つくり続けています
カレンダーとにらめっこして
頑張っているところです
梅雨が明けて 落ち着いたら
お酒をもって お墓参り 行きますからね
窯がきれいに上がり
個展が無事に開催されますように
守っていてくださいね
佳秀窯HP ↓
https://www.nishiyama-tadashi.com