「タ~坊ちゃん いる?」と
遊びに来てくれたのは 隣町の 幼馴染 てい坊ちゃん
「雨がひどくなる前に とってきたよ」と
袋いっぱいの 琵琶 をもってきてくれました
瑞々しくて 甘い 初物の琵琶
「いつも ありがとうね~」
午後 関東にお住いのHさんからも 贈り物が届きました
お礼のお電話をと思い 掛けてみたら
返ってきたのは 「もしもし・・・」なんだか 暗くて 沈んだ声です
恐る おそる こちらの名前を告げると
「あらっ にしやまさん 暗くて つめた~~い 声だったでしょう?
アハハハ・・・」
いつもの明るくて 元気なHさんの 笑い声が 聞こえてきます
「最近ね 変な詐欺電話が増えてるから 用心しているの」と
Hさんとは もう 長いお付き合いになります
折々に 贈り物を頂いたり 個展にも駆けつけていただいたり
いつも お励ましや 応援を頂いているのです
「今年も 用事が重なって 陶器市行けなくて 残念で・・
来年は 夫と初めて 西山さんの工房に伺ってから
丁度30年目になるんですよ
来春は 必ずうかがって 夫と旅した道を
偲びながら 歩いてみたいと思っているんです」と 言われます
ご主人が亡くなられた後も 子供たちに教える塾を続けられ
「今では 教え子たちの 子供が来るようになっているんですよ」と
おっしゃいます
お人柄に惹かれ 自分の子供も と 託されるのでしょう
早いものです
あれから30年の月日が過ぎているのでしょうか
やきものを通して こんなに 長いお付き合いをさせていただけるなんて
嬉しく 有難いことです
不思議な ご縁を感じます
きっと お出かけくださいませ
楽しみに お待ちしております