今日は みぞれ混じりの雪が降り
寒い一日になりました
ようやく 素焼きがあがり 水拭きが終わった後は
いよいよ 釉薬掛けです
その釉薬を掛ける前に 窯に作品を積むときに必要な
下に敷く ハマを作って
乾かしておかなければなりません
まず 土こねからです
土をよくこね 中の空気を抜きます
それから 轆轤で 挽きます
このハマの上に 作品を置いて 窯の中で焼成しますので
作品が良くできるように 同じ 収縮率になるように
作品と同じ陶土を使って ハマをつくります
お天気の時に 天日に干して 乾燥させます
乾いている間に 釉薬掛けです
冬は 冷たい作業で大変ですが
器がきれいな艶のあるものに出来上がるために
大切な作業です
艶のあるなしは 使う方のお好みですが
我が家では きれいな艶の作品に仕上げることで
お料理を入れたときの見た目の美しさ
また 洗う時の汚れの付きにくさを考慮し
長く 美しく 使い続けて頂けるように
釉薬は 全体に きれいに 掛けます
窯に入れる前に こちらも よく乾燥させなければならないことと
釉薬の濃度が違ってくるといけないので
一気に すべての作品に 掛けなければなりません
昨晩から始めた釉薬掛けは
今朝 外が明るくなるまで
続いていました
明け方まで続いた 釉薬掛け
今朝 器たちが 棚の上にきれいに並んでいました
白いものが白磁に 赤い色が青磁になります
よく乾燥した後に 今度は 釉薬が流れた跡を
内外 きれいにカナで平らにして 仕上げて行きます
私達が 仕上げ作業をしている間に
夫は ハマの削り作業です
窯が近づき 段取りよく それぞれの作業に専念です
本窯まで まだまだ いくつかの工程を経なければなりませんが
それでも 一日 一日 本窯焼成に近づいて行きます