3年ぶりの対面での陶器市が開催されることになり
準備の段階から 町には トンカン トンカン
通りに 焼き物を並べるための棚づくりの音が 鳴り響いて
いよいよ 今年は 本当に始まるのだな~と
コロナ禍でも 覚悟を決めた町の様子でした
初日こそ雨になりましたが その翌日からは
良く晴れて 陶器市日和の7日間となりました
ひさしぶりに この静かな谷あいの有田の町が
連日 多くの焼き物ファンで賑わい
活気が出て 生き返ったような様子になりました
我が家は 市のメイン通りから外れたところに 位置しているのですが
それでも わざわざ 関東 関西 中国地方や 九州各県から
久しぶりにお会いするお客様たちが ご来店くださいました
懐かしくて 嬉しいやら 有り難いやら
我が家の 小さなお店と工房は
アハハハ 笑い声と おしゃべりで
にぎやかなものでした
N県からお越しのT様は お嬢様の運転する車でお見えになりました
手提げ袋からは 初物の 黄色く色づいた立派な枇杷や
角煮饅頭 お茶 などなど 愛情たっぷりの品々を
次々にお出しいただいて
なんだか 母が来てくれているような気持になり
胸がいっぱいになりました
「私も年だから 来年どうなるか 元気であれば
来年もうかがいますね」と 微笑まれます
お嬢様とふたり 車窓から
いっぱい手を振って帰って行かれました
「来年も 待っていますから きっと来てくださいね」
車が見えなくなるまで 夫と二人で
見送りました
まだコロナは 完全には終息していないのですが
検温や消毒 換気をして 出来るだけの注意を払いながら
陶器市を楽しみにしてくださる
お客様の お一人 お一人をお迎えして
楽しんで頂けるように と
開催された今年の陶器市でした
Web有田陶器市も同時開催となり
今年も たくさんの方々に ご来店いただき
ご高覧くださいましたこと御礼を申し上げます
画像だけでご注文いただきますので
気に入っていただけなのかな~と
案じることも多いのですが
「きれいでいした」「気に入りました」などなど
嬉しいメールを頂き 有り難く感じております
桐箱を用意するのにお時間を頂戴しておりましたけれど
やっと週末に ご注文の品を全部発送し終えて
ホッと ひと息つきました
すべて発送し終えるまで時間がかかり 御礼が遅くなりまして
申し訳ありません
みなさまの温かいご協力を頂きまして
今年の陶器市も お陰様で 無事に 終えることが出来ました
ほんとうにありがとうございました
季節の変わり目です
皆さまも どうぞ
くれぐれもご自愛くださいませ
佳秀窯HP ↓
https://www.nishiyama-tadashi.com