実りの秋 

柿の実も日ごと 色づいてきているようです

 

 

温度計は 真夏のような数字を表していますけど

工房に入る風は 爽やかで気持ちよさを感じるようになってきました

工房は 必死の様相です

お約束の納期が迫ってきています

 

 

日々 夏も休みなく働いていたのですが

なにせ 作る人は夫一人で 

嫁の私は おしゃべりだけで実質 役に立てていません

 

せいぜい カレンダーに納期を示す 赤丸を付けて

暗に 背後霊のごとく 背中から

「日にちがない いそいで~」の 熱き視線を送る程度です

 

加えて 夫は どんなに仕事が詰まってきても

仕事の手抜きはしないし 仕事のスピードも同じです

そこを何とか・・・とは 

口が裂けても言えないのです

 

 

仕事の捗り具合をみて 計算して 

お約束のお客様に お詫びと改めての納期の期日を

お伝えしなければなりません

意を決して メールやお手紙を送ります

パソコンを開いて 深い深呼吸をして キーボードに向い

申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら

キーを打ち始めます

最後の言葉を打ち終え ENTERを押したら

パソコンに向かって 申し訳ありませんの いち礼

 

次に 机に葉書を置いて 息を整えてから 

数十年前に父からもらった 万年筆を握りしめ

季節の言葉から書き始め お詫びとおおよその出来上がりの期日を

記して ハガキの前で いち礼

 

 

このころになると 胃のチクチクも

少し 納まってきます

後は 必死で 本窯まで 頑張るしかないのです

 

 

こちらは まったく 私の仕事です

あれから 方々のご協力を得て

お願いしていた 看板も町で用意してくださって

このように 立てていただきました

大きく 警告 と書かれた赤文字の下には

びっくりするような金額の罰金と 懲役刑が記されています

しかし・・

次の日も 次の日も 同じ人のごみが捨てられています

 

ご近所さんもすごいもので 

中に入っていたスーパーのレシートを保管さfれていて

ひとりの人が特定されました

 

あ~~あ これで捨てられないで済むね と みんなで喜んでいたら

警察から 現場の映像がないとダメという事で 動いてもらえませんでした

 

今朝ほどは 電動車いすに乗った人が

ゴミをよけていて危なかったよ・・・と ご近所さんも話されていました

 

案外 ポイ捨てをしている人は 厚い壁で守られていることを感じます

これは 事故か 事件が 起きるか 

はたまた「私でした」と 自首してくれない限り(どこの話でしたっけ?)

どうにもならないことが分かりました

 

 

そのうちにね・・みんなあきらめムードで

相変わらず 朝から ごみ拾いが続きそうです

 

佳秀窯HP ↓

 https://www.nishiyama-tadashi.com