今日は 一日 五月晴れの爽やかな天候に恵まれて

近くの小学校では運動会が開催され

朝から軽快な音楽と共に 子供たちのにぎやかな声が聞こえてきます

 

このお天気に 私も U市で農業を営む 従兄のH兄ちゃんの家に

稲穂を少し分けてもらおうと出かけました

 

「今年は ツバメが 5個も巣作りしていて大変よ」と

困っている口ぶりだけど

巣を見上げるH兄ちゃんの顔は なぜか とてもうれしそうです

 

ピイッ ピイッ ピー

餌を待つ雛たちのにぎやかな囀りを頭上に聞きながら

稲穂が積まれた小屋へと 案内してもらいます

 

 

少し緑が残った丈夫そうなものから 分けてもらいました

 

 

持ちかえり ろくろを回す夫に渡します

稲の穂先を こよりのように よって 丈夫な糸を作ります

 

 

そして ろくろを挽いて作ったものを

この糸で このように 土の塊から切り離す道具として使います

これだけあると しばらくは 大丈夫

 

帰り際 H兄ちゃんが

「バラがきれいに咲いてるから 持っていきな」と

色とりどりのバラの花を切って 花束にしてくれました

小さいころ可愛がってくれていた 叔父も叔母も もう とっくに天国にいってしまったけれど

こうして 変わらず H兄ちゃんは可愛がってくれるのです

「ありがとう」の気持ちで 帰ってきました