やっと入った 本窯の焼成
火が止まるのを待っていたかのように
先程から がたがたと 風が窓を揺らし
雨音も風と共に 徐々に 激しくなってきたようです
素焼き後 水拭き 釉薬かけ 仕上げ 再び 総仕上げ・・・
いくつかの工程を終えて
昨日午後から やっと 本窯の窯積みを始めることが出来ました
もう少し もう少し 一段 一段 慎重に 重ならないように 積み上げていきます
天井まで いっぱいになるように 積み上げ
やっと 終了したのは
日付が変わった 夜中の2時
流石に へとへとです
それから 少し仮眠をとったあとの 早朝に 火が入りました
1時間ごとに 夫は 温度調節をしながら
グラフを付けていきます
毎回 窯の中に入っている 作品の大きさや 詰め具合に合わせて
微妙な温度調節をしていきます
窯に火が入ったら 集中して 目を離すことができません
夫は 始終 窯にかかりっきりです
私たち家族は 何とか 何事もなく 無事に 最後まで 焚きあがりますようにと祈りつつ
不安と 心配と 緊張の一日です
今年は お花見どころではありませんでしたが
工房の窓から 九州陶磁文化館の満開の桜が見えます
二階の窓からは 小学校の窯場を見守る大きな桜の木も望めます
今年は 遠くからのお花見になりそうです
そんな我が家の鉢植えに 珍しいピンクの小さなお花が咲きました
花名「カネノナルキ」
数年に一度 気まぐれのように 花を付けるのですが
今年 2個だけ咲きました
花を覗き込みながら 花が咲いてもね・・・と ついため息をつきたくなる 私
どう見ても この小さくて 可憐な 可愛い お花は おカネには見えないよね~
「なんか 宝くじでも買ってみようかな・・」と 私
「花だけで 楽しんどくことやね」と 夫
やれやれ・・・・・
佳秀窯HP ↓
https://www.nishiyama-tadashi.com