今回の大雨も 北部九州に 甚大な被害をもたらしています
また その雨は全国に広がっているようです
皆様のお近くは いかがでしょうか?
年々この時期の雨は 尋常ではない降り方になっているような気がします
昨日の朝は この町にも けたたましい防災無線の警報音が
繰り返し 鳴り響いていました
今日も ずっと 雨は降り続いていましたが
今のところ この町での被害は聞こえてきていないようです
各地で もう これ以上の被害が出ないことを祈るばかりです
この大雨になる前に 無事に 本窯も終了し
窯の熱が下がるのを待って 5日に 窯上げが終わりました
作品がいっぱい詰まった今度の窯
大丈夫? いや とれてなかったら・・・どうする
夫の前で 負になる言葉は出さないけれど
内心は ハラハラ ドキドキ しているのです
ガラガラ 窯の滑車の音を立てながら
きらきらと 生まれたての光を放って 出てきました
随分温度は下がっているものの 軍手を2枚重ねて
手や腕が 火傷をしないように 用心しながら
作品をおろしていきます
それでも 夏は特に暑いので 半袖か 腕をまくっていますので
時々は チリィッと 肌に当たる時もあります
後で お薬を ちょいと塗ります
「あ~ きれい」 「あ~あ ちいさな黒い鉄粉が・・」
全部とれるという事は 皆無に近いことは わかっているのですが
時間をかけ 手をかけ 一生懸命作ったものが・・
明暗を分ける瞬間です
全部下ろし終わって あらためて 眼鏡をかけて
じっくり 表 裏 隅々まで 点検し 仕分けをします
仕分けの後は 皆様が 花台や 床や
テーブルに 作品を置いて お使いになる時に
高台が手のひらの上で つるつると やさしい肌触りになるまでに
ゴムを張った 「高台すり」 で 磨いていきます
新しく出来上がった作品は 今回は 高崎髙島屋の個展会場で
お披露目されることになります
~涼やかな風を運ぶ 白磁・青磁の世界へ~
ー佳秀窯 西山 正 作陶展ー
会期 :令和2年 7月8日(水)~14日(火)
会場 : 高崎髙島屋 5階アートギャラリー
水害やコロナで大変な時に このようなご案内をすることになり
申し訳ございませんが
数年前から 個展のお話をしていただき
作品の発表の機会を頂戴しておりましたので
予定通り開催させていただくことになりました
どうぞ ご無理がない形で お近くにお出かけになられる機会がございましたら
ご高覧くださいませ
佳秀窯HP ↓
https://www.nishiyama-tadashi.com/