日が経つにつれ 今回の大雨の被害が あちこちで

伝わってきています

「ニュースで繰り返し映し出されていた 天井だけ見える浸水した車の中に

僕ら夫婦の車も 含まれていたんです・・・」と 知り合いの男性が話してくれました

「車両保険に入っていた奥さんの車は 新しく買い替えることにして

僕の車は 実家にある車を使っています」と

突然の被害にもかかわず

穏やかな表情で  的確な対応をされているように思います 

 

 

  

今回は 佐賀が平野であることと 満潮時が重なったことが 被害が大きくなった一因でもあったとか

ずっと 白石平野でイチゴをつくるE子さんのことが 気になっていました

少し 落ち着いた頃に 恐るおそる 「大丈夫でしたか?」のメールを送ってみました

間もなく E子さんから

「家の周りの田んぼの水かさがまし 床下浸水が始まったので 避難所に行って 一晩過ごし

翌日帰って 水に浸かったイチゴの苗を きれいに洗っているところよ」という返事がきました

そのあと 再びメールをくれて

「T市の被害に比べたら まだ被害は少ない方よ。 頑張ってる。」の

 いつも前向きで 自分の病気の時も 両親の介護で大変な時も 

笑顔で 乗り切った E子さんらしい返事でした

 

 

I市で梨を育てる Y子さんの方からは

「大丈夫 ありがとう」 その一行

少々の被害があっても 気合で乗り切る Y子さんらしい返事です

 

数日して 秋の新種の梨を持って Y子さんが我が家を訪れ

無事だったことを伝えてくれましたが・・・

 

「それがさ 私たちO町出身の友達数人で LINEをしているのよ

あの日 朝の5時過ぎから T子が 一斉に 皆に

「私 勤めがあるんだけど 今日行けると思う?」の メールを送ってくるのよ

まったく何を考えているのか 大阪にいる友人にまで 送ってきてるらしい・・・」

 

早朝から起こされた T子さんの行動に 怒った様子で

「冗談じゃないよ まったく 早朝から 「自分で判断して 行動せよ・・・」 と返信した」と

 

ちょっと かわいそうだけど T子さんの困った顔が目に浮かんで おかしくなります

T子さんは メンバーの中でも一番若く あの大雨で おろおろと 不安になったに違いありません

 

どちらかというと 私もその部類で ぐたぐた おろおろしてしまいそうで

T子さんの気持ちが よくわかります

 

Y子さんは 非農家から 梨農家に嫁ぎ頑張ってきたひとりで

他のメンバーの一人 M子さんは ご主人を亡くした後 梨農家を支えながら 4人のお子さんを育て上げた人です

屈強のメンバーたちに 若いT子さんは しっかり 叱咤激励されたようです

 

前に 私も そのY子さんから 叱られた経験がある一人です

グダグダ 迷い 悩み 落ち込む私を スパっと 容赦なく切り込んでくるあたりは 敵ながら 天晴!! なのです

 

 

突然の 思いがけない 出来事に 

どう対処したらいいのか 日頃から覚悟を しとかないと・・・

最強のY子さんの 車を 見送りながら 思いました

 

どうやったら あんなに 強く生きれるのだろう・・・

やっぱり Y子さんは すごい!!

 

 

 

 

佳秀窯

https://kashuugama.base.ec/