だんだん秋も深まってきて 朝の空気が ひんやりしてきました

お陰様で 私の左目も 落ち着いてきて

術後2週間たったころから 水ぶきの仕事も ぼちぼち

始められるようになりました

 

今夕 仕事を済まして 台所に立っていると

電線にとまった 白サギが 

私の目に入ってきます

みえる みえる

前よりも 遠くが くっきり 見えます

ふふふ・・・ あちらからも 見えてるみたいです

 

 

 

今日の工房は 白磁の蓋物のお煎茶の 削りです

蓋がきちんと合わさるまで

削っては のせて また 削って 繰り返し 繰り返し

一つ ひとつ 丁寧な作業が続いています

 

よかったら ここから のぞいてみて下さい

 

佳秀窯

http://www.nishiyama-tadashi.com/

 

 

 先日 朝早く お電話があり 受話器をとると

 関東にお住いの W様からでした

「ご主人はいらっしゃいますか?」と おっしゃったのですが

あいにく 夫は 地区一斉の清掃作業に出ていましたので 

私がお話させていただきました

 

「家内も 私も ご主人の作品が好きで いつも花瓶を眺め

食器も 毎日 使わせてもらっています。」

 

 

「いつも個展のご案内を頂きますのに 中々行けませんで

申し訳ありません。私も家内も 今年で84歳になりまして

車いすの生活になっております。一度は そちらにお伺いして

制作風景など拝見したかったのですが 身体が思うように動かなくなりまして・・」

 

以前は 個展をするたびに ご夫妻で駆けつけて下さっていました

懐かしく お二人のお顔を思い出しながらも

なんと言葉をお掛けして良いものか 切なくなる思いです

 

 
「なかなか行けませんが いつも お二人の事を
 
応援しておりますので 頑張って下さいね」と 受話器を置かれました
 
なんだか 胸が熱くなりました
 
私達も 年々 歳を重ねていくように
 
お客様も状況が 変わっていかれているのでした
 
 
それでも こうしてご連絡を頂き 有り難く 感謝でいっぱいになりました
 
 
 

 

作品を通して 繋がらせて頂け

見えないところで このように 思って下さっていることに

感謝でいっぱいになりました。

 

どうか お二人で いついつまでも お元気でいて下さいますように

私達も 祈っております

 

また 頑張って よい作品を 作り続けて いきます