今日も 工房は 大忙し

グルグル ろくろも全開です

お皿の削り作業が 続いています

 

 

なんとか 一日 お天気が もてそうかな~と

思っていたのですが

夕方になって どうも 雲行きが 危うくなって来たようです

 

最近 持ち主に似てきたのか 携帯電話の調子が悪くなって

思い切って 買い換えることにしました

とは言っても 機器の知識は 自慢していいほど 皆無です

「兎に角 大きい文字 簡単操作 よろしく・・」と

娘達に 投げやりで 探してもらったものは

なんとかプラスというもので それが良い ということだった

 

さっそく 携帯電話のお店に行きました

 

受付で 機種を言って お願いしたら 90分待ちとのことです

何をして 時間をつぶそうかと ぼんやりしていたら・・・

物腰の柔らかい男性の方が 近づいて来られて

「パソコンや電話をつないでいる 光回線を

携帯と一緒にしたら お値段がお得になりますよ」と 言われる

 

お安い お得 という言葉に ほほ~ それはいいかも と

心が傾くも・・・何が どうなるのか さっぱりわからない

 

時間を掛け 丁寧に説明されたのに 

相変わらず 意味が通じない私に

嫌な顔もせずに 「ご提案をしたまでです 無理にとは申しません」と

静かに 引き取られました

 

 

今度は 若い店員さんがやって来て

「ご注文なさった携帯と 同価格で

こちらの携帯と ipadの ふた~つ ご利用頂けます」

「ふた~つ?」 

「うわ~~!ipad 画面も大きいし 見やすくて メールも

指先の動きも いいかも・・・ これにしようか?」と 

「ふ~~ん お母さん パソコンあるのに ipadつかうの?」と 娘

「うん 文字が大きいから これにする」と 決めた 

つもりだった・・・

が・・ まてよ・・確かに 同じ機能の物が ふたつもいるのか?

けれど 文字が大きいのは 捨てがたい・・・

ずいぶん 悩んで 迷って 

 「やっぱり 二つは要らないね そしたら この小さい携帯だけでいいね」

 

「え~~! お母さん 文字が大きくて 機種も大きいのがいいって言ったよね」

「うん けど あっちの大きいのは 重いし 大きくて 電話をするとき

疲れるような気がするよ」

 

また 大きい携帯のところに行って 「やっぱり 画面が大きくて こっちが いいね」

いや 小さいほうが 持ちやすいか・・・

 

何度も 何度も 大きい方と 小さい方を 行ったり来たり

だって 一度決めたら 毎日使うものだから

後悔したくない・・・よく考えて・・・ 

 

そのうちに 名前を呼ばれて 行ってみたものの

「すみません もう少し 考えたいんですけど・・・」

 決めてから 来なさいよ・・・という感じで

少し 憮然とされるも 「いいですよ」と 待ってもらう

 

 

それから 随分迷って 考えた挙句 最初に決めていた 大きいほうに決めた

「すみません・・」と さっきの受付の方を 呼んでもらったら

迷って ずいぶん 待たせてしまったようで 

いかにも 不機嫌な表情をあらわにして 机に来られる

あ~あ 一刻も早く 手続きをして 帰りたい・・・そんな気持ちになっていた

「お色は 何色にされますか?」

「ピンクをお願いします」

「ピンクはありません」 

もう 泣きたい気分になっていた

「どれでもいいです・・いや それを」 と 指さす

 

次は 手続きの不備があり

いったん 家に戻らなければならないことになった

 

帰路の車中で

「ねえ お母さんも悪いけど なんで あんな態度をされないといけないのかね~」と わたし

娘いわく

「確かに ひどかったね あれは 頭痛がしているか 低血圧で 具合が悪かったんじゃない?

だいたい 優柔不断のお母さんが 悪いよ」

「然り!」

 

けれど いったん 自宅に戻った私は もっと ひどいことをしてしまった

携帯を使うたびに あの表情を思い出す事を考えると

戻る気力を失って 「申し訳ありませんが とりやめます」の

電話を 掛けてしまった

 

夫から 「信念がないから あっち ふらふら こっち ふらふら なる

人様に 迷惑かけることになる・・・」と しかられる・・・

 

本当に 自分のことが 嫌になり

情けなくなった 出来事でした!

 

後日 別のところで 今度は機種を決めて

スムーズに いきました!

 

私と かかわった皆さま 申し訳ありませんでした! 

 

佳秀窯

http://www.nishiyama-tadashi.com/