皆さまは もう 新年を迎える ご準備が
整われた頃なのでは ないでしょうか?
毎年のことながら 我が家は ぎりぎりまで
仕事や 大掃除に 追われています
ありがたいことに この年の瀬は
お天気に恵まれ 穏やかで 暖かい日が
続いています
今日も 工房では ポンポン ポンポン と
リズミカルな音が 響いています
ゆっくり 轆轤をまわしながら
底打ちをして 高台を締めています!
それから やわらかいうちに カナを入れて
削り込んでいきます
長い時間を掛けて 削り込み
綺麗な 高台が 見えてきました
ここまで 土台になる高台を しっかり削り込んで
仕上げておいて 今年の仕事納めとなりました
これから 工房の大掃除
夫も 私も ギリギリまで 忙しい年越しとなりそうです
先日 従姉のKさんから 手紙が届きました
「まだ薄暗いうちから 早朝のウォーキングに出て
明け方の 朝陽をあび始めた 南アルプスを眺めるのが
とても美しいのよ」と
「寒い朝ほど 美しく見えるの 」とも・・
「ところで さとちゃん 良いことだけ うれしいことだけを書く 日記 続けてる?」
ドキッ ドキドキ・・・
しばらくは 続けていましたが 最近は たま~に に なっています
愚痴や 嫌なことは ツラツラ書けるのですが
良いことばかりを書く というのは
案外見つけ難い日もあり その価値が 分からないままに
ペンを置いていました・・・
Kさんは 「実は あなたに勧めておいて 私も 書けない日もあるの」と
書いてありました
Kさんは 重度の障害を持つ義姉さんを 数年前に あえて
ひきとって 家で お世話をしているのです
私には 想像もつかないほどの 日々の葛藤があるに違いないのです
「何故 あえて苦しいことを 引き寄せて 生きるの?
本来なら 苦しいこと 面倒なことを 避けながら
生きたいと思うのではないの?」 と
以前 尋ねたことがありましたが
はっきりした返事は もらえませんでした
何かを負いながら 生きる
自分に課された 「負い」 それを黙って 受け入れている Kさん
もしかしたら その 「うれしいことだけを書く日記」 の中に
その答えがあるのかもしれない・・・
言葉ではなくて 私に 何かを 伝えてくれようとしているのではないかしら・・・
そんな 気がしてきました
手紙をもらったその日から また 「うれしいことだけ書く日記」を
再開しました
いつの日か わたしにも 理解できる日が・・・
その日まで 続けてみようと思います
今年最後のブログは 長くなってしましました
皆さま お忙しい時に お邪魔をいたしました
今年も 拙いこのブログを読んで下さって ありがとうございました
そして いつも あたたかなお励ましや ご協力を頂きまして
心より 感謝申し上げます
どうぞ 皆さま 良いお年をお迎え下さいませ
また 来年も よろしくお願いいたします!
佳秀窯
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