朝の工房の窓から 一斉に聞こえていた 蝉しぐれも
だんだん 小さくなってきて
夕暮れになると リ~~ン リ~~ン と
コオロギや 鈴虫の 秋の虫の音が
聞こえて来るようになりました
工房は 相変わらず 夜更けまで
制作が続いています
どんどん 制作が進み 棚の上には
作られた 馬上杯や お飯碗 お湯のみ など
いっぱい 並んで行きます
乾燥してくると 私の 水ぶきの出番です
汗を ぷるぷる 急ピッチの作業が 続きます
内側の水ぶきが終わると 今度は 削りが待っています
クルクルッ ろくろの上で 削り落され
一夜明けた 棚板の上では
生まれたばかりの お飯碗が
眩しい朝の光に つつまれています
これから ふたたび 私の水ぶきが 待っています
削りの終わった作品は 薄く 繊細です
割れないように 慎重に 丁寧に 拭いて行きます
初めのころは 拭いては 割れ 拭いては 割れ
数が足りなくなって 再び 制作してもらったことも・・・
今でも たま~に やってしまいますが
そんな時は そ~っと 処分します・・・シッ~!
内緒です!
ペーパードライバーだった娘が 練習に 大村まで出かけ
名物の 「押しずし」を お土産に買ってきてくれました
お昼は 大助かり
いただきま~す
佳秀窯
http://www.nishiyama-tadashi.com/