数日前から気になっていたけど

ここのところ 我が家の洗濯機から出る音が

だんだん 大きくなってきました

購入して もうかれこれ7年になろうとしています

 

5年の保証期間はすでに過ぎているけど

たしか 10年以内だと修理するにしても

部品はあるはず・・・

メーカーに連絡して 来てもらうことにしました

 

 

洗濯といえば

私の小さい頃は 母は たらいに水を張り 

手を真っ赤にさせながら

ゴトゴト山波になった洗濯板で 石鹸をつけて洗っていました

 

 

父は 「テレビなんか必要ない!」と

ご近所に テレビが入っても

頑として 買ってもらえなかったけど

 

商売をしていて 母の洗濯が大変だと思ったのだろうか

洗濯機だけは いち早く 我が家に 入ってきました

 

 

ところが 母は 洗濯機を 飾りみたいに 置いたまま

相変わらず たらいと洗濯板を使って 洗います

 

脱水機の代わりについている絞り機は

兄と私が

マヨネーズや 歯磨き粉の チューブを絞り出すことに

使うくらいで 洗濯機としての使命は発揮されないまま

随分 長いこと 飾られていました

 

母が言うには「生地が傷むから・・」と いうことのようでした

いま考えたら可笑しいけど 母なりのこだわりだったのかもしれません

 

 

あれから 時がたち ほとんどの家庭で 

洗濯の 時間も手間からも 解放され

母の心配もいらないくらい性能も良くなり

どれだけ 助けてもらっているかわかりません

 

きっと 母親や奥さんを 洗濯に苦しむ家事から 解放するために

技術者が 工夫し 生み出された物なのですよね 

 

今日 メーカーの方が来て すぐに

スイッチを入れ 音をきいただけで 中を分解することもなく

部品を取り換えるには 修理費が高くつき 買った当時の価格の二分の一と

新品を買われるなら よく吟味して・・と言われました

10分も 掛ったでしょうか

 

ちょっと 修理して 「ほら もうしばらくは 使えるよ」と

町の電気屋のおじちゃんを 勝手にイメージしていた

私は 今更ながら 甘かったのでした

 

あの頃からすると 技術は進歩し 便利になっているはずなのに

捨てるしかないのだろうか・・・・・・・・

 

毎日 酷使している洗濯機だから仕方がないのかもしれないけど

 それだけに 私なりの愛着もあり

以前のは 10年以上はもてていたはずなのに・・・

 

ジッと見ながら ちょっと 考え込んでしまいました

 

 

佳秀窯

http://www.nishiyama-tadashi.com/