今日は 大晦日とは思えないほど 暖かで

穏やかな一日でした

 

その温暖な気候のせいでしょうか 

毎年初夏頃に咲く 百合の花の芽が 

うれしいことに ひょっこり 顔を出しました

 

 

 

今年は 有田焼の生誕400年の年で 各地でのイベントなど

何かと 忙しい年でもありました

 

今年も一年 夫と共に 働いてくれた ろくろも

夫の手で きれいに磨かれ ホッと 一息ついて

新しい年を迎えます

 

 

今年も 新しい出会いが いっぱいありましたが

さみしい お別れも 年の瀬に届きました

 

91歳になられる さんです

いつも ご自分で仕立てられたお着物を身につけ

キリリッと 貝の口の帯を〆られた 立ち姿の美しい御婦人でした

 

 

個展の折りに 作品がはれるようにと 敷物や お手玉を作って頂きました

また お人形や 袋物も 可愛い布を選んで 作って下さいました

ひと針 ひと針 全て 手縫いの 心のこもった お品です

 

 

昨年の 東京での個展の折には 二度も 会場に

足をお運びになって 

会場のソファに 静かに座られて

「ここにいると 心がいやされて ホッとします」

そう言って 穏やかに 会場をご覧になっていた姿が

目に焼き付いています

 

もう お会いすることはできませんが

私達の心の中に いつまでも 生き続けていらっしゃいます

 

 

今年も 皆さまをはじめ

作品を通して お知り合いになった たくさんの方々の

あたたかな ご親切や お励ましを いっぱい頂いて

ありがたく 感謝しております

 

心より 御礼を申し上げます

今年も一年 大変お世話になりました

 

どうぞ 皆さまも 良いお年を お迎え下さいませ

 

 

 

佳秀窯

http://www.nishiyama-tadashi.com/