今日は 朝から雨模様

植木鉢の葉っぱに 雨のしずくが落ちて

緑や赤い色が パレットの上で 溶け合うように

美しい色彩を放って 楽しませてくれています

 

 

作品を送ったお客さまから

「届きました。美しい仕上がりでした。

ありがとうございます。」の 言葉を添えて頂いています

 

今度の窯には お茶の道を極めていらっしゃる先生の

大切な記念のお茶杯が 入っていました

 

 

作品は 特上の陶土を使い 型や機械を使うことなく

夫は 手造りに こだわって 制作してきました

それは 作品の一つ ひとつに 作り手の思いをこめていくことで

作品が 生きて来るからです

 

 

口当たりが やさしく しなやかで 弾力性があるように

削りの段階で 指先で厚みを確認しながら 

ぎりぎりの薄さになるまで 極めていきます

 

出来上がった作品を お日様にかざすと

このように 指が透けて見えます

 

 

作ることは 大変で苦しいこともあるけれど

使って下さる方が 喜んで 幸せな気持ちになって下さるように と

 

使われる方の笑顔を思い浮かべながら 作るから

続けていけるよ・・・と よく話します

 

「白磁や青磁は 冷たいものだと 思っていましたが

こんなに 温かく感じられると思いませんでした」と

よく お客様から 言って頂きます

 

目には見えないけれど その思いは 作品を通して

伝えられていくことに

感謝と 喜びを感じる 日々なのです

 

 

佳秀窯

http://www.nishiyama-tadashi.com/