ここのところ寒い日が続いていましたが
やっと 水が温み始めたのでしょうか
菜の花が 風に揺れる川岸で
さぎの親子が 遊んでいます
それもつかの間で 午後から
冷たい雨が降り出し 再び
寒さがぶり返しています
日曜日の今日も 工房は
休みなく 轆轤が回り
削りの音が 響いています
さて こんな日は ちょっと まちに
お出かけしてみませんか
今 町は 有田焼創業400年祭で
賑わっています
そこで 何が 400年かといいますと・・
朝鮮から渡ってきた 李参平さんが
泉山で磁器原料の磁石を発見したのが
1616年で
その後 磁器が焼かれたといわれています
こちらが 地元で「石場」と 呼ばれている
磁石場の風景です
広さ 約5万平方メートルある この広場は
元々一つの山が 長年にわたって 削り取られた歴史を
そのまま 物語っています
ここで掘られた石から 磁器が生まれでて
国内だけではなく 世界へと
飛び立っていったことになります
途方もない 長い歴史の中で
たくさんの人々が やきものに かかわり
時を刻んできたことになります
石場を 目の当たりにすると
足がすくみ 気が遠くなるようです
最初は このような 「つるはし」で 掘られ
「荷う」からきてる方言でしょうか
「ににゃあてぼ」と 呼ばれる かごに入れて
陶石が運ばれていたようです
当時 使われていたものが 町の「歴史民俗資料館」に
展示されています
特別に 町の許可を得て 掲載しています
これも 資料館に展示されている 石の比較です
向かって 左の白い石が 鉄分の少ない 天草の石で
右側が 泉山の石 になります
大正時代に入ると 焼き物が白くなるように
鉄分の少ない 熊本県の天草の陶石が
使われるようになっていったようです
そのくらい 知っているよ!
と 言われそうなので
今日は このくらいにしておきます・・・