甲子園の初戦を突破し 次の2回戦まで小休止
有田の町も ますます熱くなりそうです
さて 工房では 土こねが始まっています
制作に入る前に 土の硬さを均一にし
土の空気を抜く為の 大切な作業です
磁土は粒子が小さいので
きめ細かく 丁寧にこねなければなりません
一人前になるためには 昔から「土こね3年」と言い伝えられています
夫は 実際 きちんとこねられるようになるには
「3年以上かかった」と 語ります
磁土が轆轤にのせられ 夫の手によって
魔法のように 新しい作品が
ぽっかり ぽっかり 生まれて出てきます
そして 最後に トンボが ちょこんと 止まり
径と高さを 確かめ 出来上がり
熱い甲子園が終わりを告げるころには
本物の赤とんぼが 空を飛び交っていることでしょう!