個展後は  桐箱や作品を送ったりして しばらくは 追われる。

昨日は 長女の誕生日で 久しぶりに 家族が揃って 祝う。

            

大学で美術を学ぶ長女は 夏休みも 福岡空港やギャラリーに 展示される作品を仕上げたり 忙しく 先日やっと 帰宅する。

二女の方は 私たちが個展に行っている間 留守番と鉢植えの水やりのため 早めに帰省していた。

あまり大したことはできないが 誕生日には 私の作るチーズケーキが お気に入りで 食事の後に 皆で食べる。

           

ケーキを作りながら 子供たちの幼いころを 思い出していた。 小麦粉や砂糖を量る秤が 途中で台所から消えてしまって 探していると

二女はまだよちよち歩きの頃に 我が家にあった小さなジャングルジムで お姉ちゃんみたいに登りたくて 秤の上に小さな足を乗せて踏み台にしていたのだった。

月日が経つのは 早いものだ。 

「今日 帰る。」といって それぞれに 自分のアパートに 戻っていった。「帰る」って もう自分たちの帰る場所は こちらではないんだね。

我が家は すでに古巣になってしまったのかな。 ちょっと さみしい。

         

 小さな電車の窓から 手を振る娘の姿が見えなくなるまで ホームで見送る。

駅は 迎えに行くときは良いが 送るときは 切ない。

 さあ、お母さんも 今日から 娘達に負けないように 頑張らんとね!