毎年 7月25日は 静かな山間の地区に 太鼓や笛鐘の音が響く祇園夏祭りの日だ。

天満宮に 豊作を祈願する 奉納浮立(ふりゅう)が 上げられる。

     

  浮立保存会のメンバーと その指導を受け 毎日練習した子供達によって 祭りは賑わいをます。

      

  町には 灯篭や提灯が さげられる。

      

  天満宮の奉納が済むと 今度は 地区の家々を 練り歩き 先々の家に用意されたお酒やご馳走のふるまいを 受ける。

      

 そして この日 各家では 江戸時代から 贅沢なものとされた小豆のあんを使った お饅頭を食べる風習がある。

      

 義母が 生前 葉っぱを底に敷いた ふっくらした美味しい お饅頭を 良く作ってくれていた。

その味は 格別な味わいで 今では大切な思い出になってしまった。