昨晩の 七夕さまは 幸いにも 雨が上がり 雲の間から 美しい星ぼしが 広がって

心地よい涼しい風のある晩であった。

今朝方まで、本窯前の素焼き窯が 一晩中 焚かれていた。いつもなら夏場の窯入れはめまいがしそうなくらいの暑さを感じるのだけど

昨夜は、工房の網戸を通して、とても優しくひんやりとした風が入ってきて、まさに天の恵みのような七夕の夜だった。

一晩中、窯焚きをしながら夫は、「はま」 をろくろで挽く仕事を続けていた。

今日は、朝から青空の広がる快晴で、早速「はま」を 外に干してから 仮眠をとる。

          

「はま」は、本窯を入れるとき 窯の棚に 作品のゆがみが 出ないように この「はま」の上に 作品を 乗せて窯を積んでいく。

この「はま」も 夫は出来あいのものを使わず 面倒でも ろくろで 挽く。

しかも 作品と収縮率が 同じになるように 作品と同じ 特上の陶石を使う。

今夜は 乾いたこの「はま」の底のところの出っ張りを 平らにするために ろくろを回している。

 

               

久しぶりの お日様に 小さな鉢植えの 小さな花が 開いた。