「いたたあぁぁ~」14日朝、夫は右肩を押さえ体をねじったようにして痛みを訴える。本人は大丈夫と言うけど、痛む時は早いほうが良い。行きつけの鍼灸整骨院のN先生に診ていただく。「完全に疲労から来ています。」と電気治療の後、ギコギコ、グリグリ、最後は後ろから腕を組んでもらい仕上げをしてもらって治療終了。若い先生だけど一時間近く丁寧に診ていただく。
個展が終わって、そのまま陶器市に入ったので疲れが溜まっていたのであろう。2日間何にもしないでゆっくり休む。この際だから私も一緒に休む。しかし、私の悪いところできれーいには休めない。
書類を整理したり、制作途中になったままのホームページをどう仕上げるか?ない頭で考えたりする。
夫は、お陰さまですっかり痛みも消え快復した。今日は「皿板」を何十枚も洗う。
この板は、ろくろで制作した生の作品を乗せる板だ。白磁青磁は汚れやごみを一番嫌う。窯も工房も埃が入らないよう神経を使う。当然作ったものを最初に乗せるこの板も表裏きれいに洗うのだ。
ちなみに、工房、窯、道具すべて制作にかかわるすべてのことに関しては夫が一人で清掃する。当初私も手伝おうとしたがあっさり断られた。私はこれ幸いに手出しはしないことにしている。
「何故って?」・・・夫は一言も言わないけど私にはわかる。私の掃除では完ぺきではないからだ、と思う。早く言えば大雑把でたいがい分の私に任せてはおけないのだ。私は四角い部屋をまーるく掃除するタイプだということを見抜いている。夫の仕事は完ぺきだ。隅々そこかしこ掃除機をかけた後は綺麗にモップでふきあげる。横目で見つついつも「すごかっ!」と感服する。そう心の中では思っているが、私も口にはしない。私は出来ない癖に意地っ張りなところがある。ハハハ・・今に見ておれ!私だって・・・。